みなさん、こんばんは。
今日は、余剰買電の始まりについて、お話をします。
太陽光発電システムを設置されているご家庭の昼間の太陽光発電量は、ほとんどのご家庭で使わ
れている電気の使用量より多いのが一般的で、太陽光で発電した電気を消費した上に、電気が余っ
ているという状況になります。
しかも、この余っている電気は、蓄電池(バッテリー)がない限り、ためておくことができないの
で、電気を捨ててしまうことになります。
これ、もったいないですね・・・
一方で、太陽光発電システムを設置されているご家庭の夜間は、太陽光発電の発電が停止してし
まうため、ご家庭で使われる電気は、電力会社から購入することになります。
これ、無駄だらけ・・・
そもそも、みなさまが買われている電気、どのようにご家庭に送られているのでしょうか?
そうです。電力会社の送電網から送られていますよね。
そして、その送電網は、隣の家も、その隣の家もと、そのエリア全部とつながっています。
また、太陽光発電システムを設置された方の大半は、電気料金の節約を期待しています。
そこで、みなさまの太陽光発電による余った電気を、電力会社が買い取ることになりました。こ
れを、系統連系といいまして、1993年に始まり、現在も続いています。余剰買取の始まりって
意外と前からなんですね。
ちなみに、個人住宅で太陽光発電の系統連系を日本で初めて実現したのは、元三洋電機社長の桑
野氏だったそうです。
太陽光発電の余剰買電の始まりについてわかったところで、なぜ、太陽光発電システムが開発さ
れるようになったのか。次回は、この話題について書いてみようと思います。