»2017年7月6日 の記事

みなさん、こんばんは。

今日は、前々回の続きです。

 

2005年度を最後に太陽光発電に対する金融的支援はなくなってしまいました。

すると、世界一であった日本の住宅用太陽光発電システムの設備容量は、すぐさまドイツに抜かれ

世界第2位になり、2008年には、スペインにも抜かれて、第3位になってしまいました。

 

これでは、せっかく国をあげておこなってきた普及策がなんだったのか!

 

すると、2009年より「住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金」という金融的支援が始まり、

また、「余剰電力買取制度」という新たな買い取り制度も開始されました。

 

 

 ※住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金

 

 平成21年度より開始された、国の金融的支援で、一定の要件を満たす住宅用太陽光発電システ

ムの設備を設置する者に対して、定額の補助を実施するというもの。初年度の補助額は発電容量1

kwあたり、7万円が支給されていました。

 

 ※余剰電力買取制度

 

 平成21年11月より開始された制度で、国民全員参加による低炭素社会の実現を目的とし、太陽光

発電によって発電した電力のうち、余剰電力(使い切れずに余った電気)を電力会社が買い取り、

その買い取りに要した費用を電気を使用するすべてのお客さまにご負担いただくというものです。

初年度の買取価格は、住宅用で48円/kw、非住宅用で24円/kwでした。

 

これによって、日本の住宅用太陽光発電システムの設備容量は、再び、急激な増加をしていきまし

たが、世界1位の座にはなかなか、戻れませんでした。

 

その後、日本では東北の大地震があり、新たな方向へ向かうことになりました。

 

次回に続きます。

 

 

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