一か月ほど前の話になりますが、名古屋に日本PVプランナー協会での会議に出席したあとに、
三重県の菰野町にあります、小掠緑化様のソーラーシェアリング(別名:営農型太陽光発電所)を
見学してきました。
この、営農型太陽光発電所ですが、そのあたりの更地で見かける野立型太陽光発電所と違い、太
陽光発電システムの下で、耕作できるようになっています。
架台が高く設置してあるのは、トラクターなどの農業機械を使った農作業が太陽光パネルの下で
できるようにするためで、パネルに隙間があけてあるのは、耕作に必要な日照を確保するためとい
うことです。
畑の上に太陽光パネルを設置して、日陰ができるというのは、作物が育たないのでは・・・
そんな疑問が浮かんできますよね。
ところが、その畑には、こんな光景がありました。
すいかは、すでにだいぶ収穫が終わった後でしたので、少ししかありませんでしたが、かなりの
収量だったそうです。
このシステムのよいところは、今迄通り耕作での収入を得ながら太陽光発電による売電収入も獲
れるというところかと思います。
今、全国的に耕作放棄地が増加し、農業人口が減少していることが、非常に問題となっていま
すが、このようなシステムが普及していけば、これらの問題を少しでも減らせられるのではないか
と、私は思っています。